お酒と痴呆症には関係があるのでしょうか?アルコール性痴呆とアルツハイマー型痴呆や脳血管性痴呆にはそれぞれ原因は違いますが重度の記憶障害という共通点があります。ではアルコール性痴呆の原因には何があるのでしょうか?
アルコール性痴呆は名前が示すとおりアルコールが原因となります。長年の飲酒依存によりビタミン等が不足し脳に影響を及ぼしそれにより記憶傷害があらわれます。重度のアルコール依存症の患者さんは「コルサコフ症候群」の症状があらわれます。
アルコール性痴呆の記憶障害ですが新しいことが全く覚えられなくなります。また過去の記憶、自分がどこにいたのかどのような人と一緒にいたのか等も記憶からなくなります。さらには数分前に経験したこと、例えば昼食は何を食べたかだけでなく食べたかどうかまでも思い出せない場合があります。しかし他の特徴としてアルコール性痴呆の患者さんは通常の会話が出来るということにあります。またその場の作り話によって記憶がないことを繕うようなこともあります。このように社交性が保たれる点ではアルツハイマー型痴呆の症状とは大きな違いがあります。
ではアルコール性痴呆の治療はどのように行うでしょうか?禁酒やビタミンB1の摂取によって回復を目指します。禁酒をすることで縮んだ大脳がある程度回復することがあります。